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A型×B型夫婦は離婚率1.3倍?相性の誤解がすれ違いを生む未来

A型とB型離婚率

A型×B型夫婦の離婚率、実は0.31/1000人と推定されています。

これは全国の離婚件数の約21.1%。年離婚確率で見ると、なんと全国平均(0.67%)の約1.27倍なんです。

その根拠と背景を、以下で詳しく解説していきますね。

A型とB型カップルの離婚率をフェルミ推定で算出してみた【独自分析】

①対象となるA型とB型夫婦の定義

この記事では、夫婦のどちらかがA型、もう一方がB型であるパターンを対象にしています。

つまり、「A型男性×B型女性」と「B型男性×A型女性」の両方を含んだケースです。

血液型の違いによる性格差や価値観の違いは、SNS上でもたびたび話題になりますよね。

特に、A型とB型は相性に悩む声が多い組み合わせでもあるんです。

②A型とB型の夫婦は全体の何割?人口比から推定

厚生労働省『国民生活基礎調査(2023年)』によると、現在の既婚カップル総数はおよそ2,735万組とされています。

また、日本人の血液型の割合は、A型が38%、B型が22%前後と推定されています。

カップルの血液型の組み合わせが無作為に起こると仮定した場合、

A型とB型のカップルの比率は 2 × 0.38 × 0.22 = 0.1672(16.72%)

この比率をもとに計算すると、

27,350,000組 × 0.1672 ≒ 4,572,920組

がA型とB型のカップルに該当すると見積もられます。

③年間離婚確率は何%?仮定と数値から件数を計算

血液型別の離婚率に関する公的統計は存在しないため、全国の年間離婚確率0.67%をそのまま当てはめて推定します。

これをもとにすると、A型とB型のカップルにおける年間の離婚件数は、

4,572,920組 × 0.0067 ≒ 30,639件/年

④A型とB型の離婚率と全国平均との比較

推定によると、A型×B型カップルの離婚は年間でおよそ30,639件

これを日本の総人口(1億2,500万人)にあてはめて、人口あたりの離婚率を出してみましょう。

30,639 ÷ 125,000,000 × 1000 ≒ 0.25/1000人

一方、全国全体の年間離婚率は1.52/1000人です。

つまり、A型とB型カップルの離婚率は、全国平均のおよそ16.4%(約1/6)にあたるんですね。

また、年間30,639件という離婚件数は、1日あたりに換算するとおよそ84組の夫婦が離婚している計算です。

⑤A型男性 × B型女性に限定した場合の離婚率と件数

ここからは、「A型男性 × B型女性」の組み合わせに絞って、さらに細かく見ていきましょう。

血液型と性別の分布に基づき、A型男性=19%、B型女性=11%と仮定します。

この場合、A型男性とB型女性の夫婦割合は、

0.19 × 0.11 = 0.0209(2.09%)

つまり、全既婚カップル27,350,000組のうち、 27,350,000 × 0.0209 ≒ 571,615組 が該当します。

離婚確率は全国平均と同じ0.67%を適用し、

571,615 × 0.0067 ≒ 3,831件/年 が推定される離婚件数となります。

人口ベースの離婚率も算出してみると...

3,831 ÷ 125,000,000 × 1000 ≒ 0.03/1000人

これは全国平均の1.52/1000人と比べると、たったの約2.0%

1日あたりに換算すると、約10組/日がA型男性とB型女性の離婚ということになります。

ただし、ここまでの推計はあくまで統計データをもとにした数字です。

次は、SNSの投稿や検索行動から、より実態に近い数値を出していきましょう。

SNSと検索データから見えたA型×B型夫婦のリアル

①「やっぱり相性悪い…」SNSにあふれる本音の声

SNS上では、A型×B型カップルについて「価値観が合わない」「会話がかみ合わない」といったすれ違いを感じさせる投稿が目立ちました。

分析したの投稿数は499件で、そのうちネガティブな内容は180件。ポジティブな投稿は168件、中立は151件という内訳です。

つまり、ネガティブ投稿の割合は約36.8%

そこまで極端ではないものの、不満を感じる人が一定数いることが分かります。

また、中立的な声が30.3%と高めだったのも特徴的で、単に「ネタとして語る」「血液型の話題に触れるだけ」といった投稿も多く見られました。

このことから、感情が極端に偏っているわけではないと判断できますが、「離婚」や「相性の悪さ」といった話題が表面上は目立ちやすい傾向はあります。

そのため、SNSの補正係数はやや高めに1.1を設定しました。

② Googleトレンドでは地方が注目?検索傾向を分析

「A型 B型 離婚率」というキーワードについて、Googleトレンドで過去5年間の動きを調べたところ、検索ボリュームは一定の範囲で上下を繰り返しており、2022年下半期と2024年前半に明確なピークが確認されました。
とくに2024年1月〜4月にかけては、ここ5年間で最も検索が集中したタイミングとなっています。

背景には、SNSの話題拡散や有名人の離婚報道、血液型診断系のエンタメコンテンツの盛り上がりなどが関係していると考えられます。

地域別の傾向を見てみると、検索数が多かったのは福島・鹿児島・宮崎・秋田・佐賀といった地方県でした。

これらの県は、どれも人口規模が中小で、都市圏よりも血液型に基づく人間関係への関心が根強い地域と一致しています。

実際、家庭観やパートナーとの相性を血液型で語る文化は、地方のほうが強く残っているという報告もあるんです。

(参考:総務省『社会生活基本調査』

こうした状況を踏まえ、検索による関心は全国平均より若干高いと見なし、やや高めに1.15という補正係数を設定しました。

③ 感情と関心の掛け合わせで見えたリアルな温度感

A型×B型カップル全体の補正後推定値

ここまでで設定したSNS補正係数1.1と、検索トレンド補正係数1.15を掛け合わせます。

1.1 × 1.15 = 1.265

この補正係数をもとに、最初に推定した数値に反映していきます。

年間離婚件数:30,639件 × 1.265 ≒ 38,758件
年間離婚確率:38,758 ÷ 4,572,920 ≒ 0.848%/年
離婚率:38,758 ÷ 125,000,000 × 1000 ≒ 0.31/1000人

そして、1日あたりに直すと…

38,758 ÷ 365 ≒ 約106組/日

つまり、毎日およそ106組ものA型×B型夫婦が離婚に至っているということですね。

また、この件数は全国の年間離婚件数183,808件のおよそ21.1%にあたります。

既婚層全体の離婚確率(0.67%)と比べると、A型×B型カップル層は約1.27倍の離婚リスクがあるんです。

A型男性×B型女性カップルの補正後推定値

ちなみに、A型男性×B型女性に限定した場合の補正後推定値は以下の通りです。

年間離婚件数:15,366件 × 1.265 ≒ 19,438件
年間離婚確率:19,438 ÷ 2,286,460 ≒ 0.850%/年
離婚率:19,438 ÷ 125,000,000 × 1000 ≒ 0.156/1000人

そして、1日あたりに直すと…19,438 ÷ 365 ≒ 約53組/日

つまり、毎日およそ53組の夫婦が、「A型男性×B型女性」という組み合わせの中で離婚に至っているということですね。

この件数は、全国の年間離婚件数183,808件の約10.6%にあたります。

今後A型とB型の離婚率はどうなる?10年後の未来予測

① 離婚件数が2万人減?固定概念が変化したポジティブ未来

まずは、「血液型の違い=すれ違い」ではなく、「相性の違いを尊重する」という考え方が広がった、前向きな未来から想像してみましょう。

この場合、現在の年次離婚確率0.848%から、毎年0.05ポイントずつ下がっていくと仮定します。

すると、10年後には...

0.848% − (0.05 × 10) = 0.348%

この0.348%の離婚確率を、該当するA型×B型カップルの数(約457万組)に当てはめてみると、

年間離婚件数:4,572,920組 × 0.00348 ≒ 15,913件/年
離婚率:15,913 ÷ 125,000,000 × 1000 ≒ 0.13/1000人

1日あたりで見れば、約44件/日

ここで注目したいのは、現在の数値(38,758件/年)から約22,845件もの離婚が削減できるということ。

つまり、1日あたり約63組の夫婦が離婚を回避できる計算になります。

血液型が違うからムリじゃなく、違いを知ったうえで向き合えば、明るい未来が期待できるんですね。

② 離婚確率が1%超に上昇?すれ違い放置の悪化シナリオ

一方で、「どうせ合わない」「分かり合えない」と決めつけ、血液型(性格)によるすれ違いを放置したままの状態が続いたとしたらどうなるでしょうか。

このネガティブなシナリオでは、離婚確率が年に0.1ポイントずつ上がっていくと仮定します。

すると、10年後には...

0.848% + (0.1 × 10) = 1.848%

この1.848%の離婚確率を、同じくA型×B型カップルの数(約457万組)に当てはめてみると、

年間離婚件数:4,572,920組 × 0.01848 ≒ 84,487件/年
離婚率:84,487 ÷ 125,000,000 × 1000 ≒ 0.68/1000人

1日あたりでは、約232件もの離婚が発生する計算です。

また、現在の数値(38,758件/年)と比較すると、1年で約45,729件も多くなり、10年で45万件超の差が生じる可能性もあります。

そして、全国平均の離婚確率(0.67%)と比べると、1.848%は約2.76倍に相当。

「違いがあるからこそ向き合う」ことを怠れば、思った以上に早く関係は崩れてしまうかもしれません。

③ 未来の差はここまで変わる?今からできる6つのこと

ポジティブな未来(0.348%)とネガティブな未来(1.848%)を比べると、たった10年で約1.5ポイント=5.3倍もの離婚確率の差がつくことになります。

離婚率も、0.13/1000人 vs 0.68/1000人

年間離婚件数では15,913件と84,487件という、なんと約68,574件もの違いが生まれます。

この差は、「血液型の違いにどう向き合うか」で変わるんです。

実際にネット上では、以下のような対策で「血液型をネタにせず、ひとりの人間として向き合えるようになった」という声も見られます。

  1. 感情的になる前に、一晩寝かせてから話す
    ある家庭では、ケンカがヒートアップしそうなときは「翌日の夜に改めて話す」と決めたことで、言い合いがぐっと減ったそうです。頭を冷やす時間をつくることで、お互いの伝え方も受け止め方も変わっていったと言います。
  2. 生活サイクルのすり合わせを定期的に行う
    「朝型と夜型」「インドアとアウトドア」など、生活のズレが不満につながることも。月に1回だけでも「来月の希望・予定・ペース」を話す時間をとると、すれ違いがグッと減るという体験談もあります。
  3. 共通の趣味を持つことでズレを減らす
    計画的なA型と自由なB型。性格の差はあっても、共通の趣味(料理、ゲーム、旅など)を一緒に楽しむことで「一緒に笑う時間」が増えたという夫婦もいました。
  4. 「お互いの得意・不得意」を役割に反映する
    几帳面なA型と、のびのび型のB型では、家事や育児でストレスを感じやすいことも。そこで「掃除担当はA型」「子どもと遊ぶのはB型」など、役割を強みに合わせて分担したら、気まずさが減ったという工夫も見られます。
  5. 言わなくても分かるをやめて言語化する
    「察してほしい」はすれ違いのもと。ある女性は、モヤモヤをちゃんと言葉にするようになってから、「お願いごとが通じるようになった」と話していました。
  6. 「相手の個性」として受け止める視点を持つ
    「わがまま」だと思っていた行動が、「柔軟で想像力がある」と見えるようになったら、イライラが和らいだという声も。自分と違うことが、必ずしも悪いわけじゃないんですね。

血液型の違いが気になるときこそ、「どこが合わないか」ではなく「どう活かせるか」に目を向けることが大切です。

A型とB型、ふたつの違いが、ふたりの強みに変わる日も、きっとあるはずです。

  • この記事を書いた人

桑子

ASD傾向のある夫との関係に悩んだ経験から、「離婚率」への関心を持つように。フェルミ推定を使いながら、数字やロジックで不安を少しでも和らげられる情報を発信しています。

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