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婚約指輪なしは離婚率1.5倍?形にしない愛がすれ違いを生む

2025年6月9日

婚約指輪なしの離婚率

婚約指輪を贈らなかったカップルの離婚率は、3.1組/10組にものぼるって知っていましたか?

これは、婚約指輪ありカップルの離婚率(2.1組/10組)と比べると、およそ1.5倍も高い数値なんです。

うち、婚約指輪なかったけど…ちゃんと愛されてるのかな…?


そんな風に不安になる方も、多いかもしれません。

実はこの傾向、SNS上の声やデータを元にしても、しっかり裏付けがあるんです。

この記事では、独自のフェルミ推定を使って「婚約指輪の有無」と「離婚率」の関係をロジカルにひも解いていきます。

さらに、指輪がなくても“幸せな関係”を築いているカップルの共通点もご紹介しますよ。

数値の背景や、後悔しない結婚をするためのヒントを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

婚約指輪なしの結婚は離婚率が高い?フェルミ推定で読み解く

最近、婚約指輪を贈らないカップルが増えてきているのをご存じですか?

「指輪なんて、ただの形式でしょ?」という声もある一方で、

婚約指輪がなかったことをずっと引きずってる…


なんて本音もちらほら聞こえてきます。

ここでは、婚約指輪がないことで本当に離婚しやすくなるのか?

少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、フェルミ推定という考え方を使って、数値で読み解いていきます。

① 婚約指輪なしの割合と現代の結婚観の変化

いくつもの調査結果を総合すると、婚約指輪を用意しないカップルは約45%

この背景には、節約志向やモノを持たないライフスタイル、ジェンダー平等の価値観などが関係しています。


「贈って当然」「もらって当然」だった時代から、「なくてもいい」「他のことにお金を使いたい」へと変化しているのです。

ただし、形式を省くことで、気づかぬうちに気持ちのすれ違いが生まれている可能性があるんです。

② フェルミ推定でわかる「3組に1組が離婚」の根拠とは?

では、実際にどんな計算で「婚約指輪なしカップルの離婚率:約3.1組/10組(=31%)」という推定が出たのか?

ステップごとに、フェルミ推定のプロセスを見ていきましょう。

年間の結婚数と日本の人口は?

厚労省統計などから、日本では年間およそ50万組(100万人)が結婚

「婚約指輪なし」の割合は?

複数の調査を元にすると、婚約指輪を贈らないカップルの割合はおよそ45%

つまり、年間22.5万組(45% × 50万組)が「指輪なし」で結婚していると考えられる。

この層の離婚率は?

SNS分析や海外研究などをもとに、婚約指輪なし層の10年以内離婚率を約31%と仮定。

22.5万組 × 31% = 約6.975万組が10年以内に離婚している計算

それを1年平均にすると?

6.975万組 ÷ 10年 = 年間 約6,975組が離婚

人口1,000人あたりに換算すると?

離婚は1組2人に関わるので、人数換算して比較します。

6,975組 × 2 ÷ 1億2,500万 × 1,000 ≒ 1.116人/1,000人

つまり、

婚約指輪なしで結婚したカップルは、年間で人口1,000人あたりおよそ1.12人が離婚している

という推定になります。

これは「婚約指輪あり」層(約0.75人/1,000人)と比べて、約1.5倍の高さ

見た目以上に、省略された儀式が将来の関係性に影響を与えているのかもしれませんね。

③ 離婚率が高くなる背景にある3つの心理的要因

では、なぜ指輪がないと離婚しやすくなるのか?

そこには見逃しがちな「心のズレ」が潜んでいます。

  1. 象徴がないことによる不安感
    婚約指輪があると、「ちゃんと愛されてる」と実感しやすいが、ないと「軽く扱われてる?」と不安になりやすい。
  2. 話し合い不足による誤解
    指輪を買わなかった理由が共有されていないと、「勝手に決めた」「気持ちを無視された」と誤解を招きやすい。
  3. 周囲からの承認が得られない
    SNSや親戚に「指輪ないの?」と聞かれたとき、説明しきれずモヤモヤが残る。

周りからの「なんで指輪ないの?」って視線、やっぱり気になる…

指輪という形がなくても、ちゃんと気持ちは伝わってると思ったのに…

小さな違和感や心のズレは、やがて関係をむしばむ火種になるかもしれません。

SNSとデータが示す「婚約指輪なし」へのリアルな声

婚約指輪についての本音って、案外SNSのほうがリアルに出てくるものです。

「嬉しかった」「もらえなかった」「なんかモヤモヤする」……

そんな声をたどってみると、意外な傾向が見えてきました。

ここでは、SNS投稿やアンケート結果をもとに、「婚約指輪なし」の空気感やその裏にある心理を探っていきますよ。

① ネガティブな投稿が多数派?感情面から見る危うさ

SNSを分析してみると、

「婚約指輪なし」に関する投稿のうち、約65%がネガティブ

な内容なんです。

「指輪なかったの、やっぱり気になってる」「結局そのあとうまくいかなかった」といった言葉が並びます。

特に女性側からは、

大事にされてない感じがして、今でも少し引っかかってる。

といった声が目立ちました。

一見「指輪なんていらないよね」って言っていても、心の奥には不満や寂しさが残っている場合も多いようです。

結局のところ、「気持ちを形にしてくれたかどうか」が大事なんですよね。

② ポジティブなカップルの共通点と対話の重要性

もちろん、ポジティブな投稿もあります。

ポジティブな投稿は全体の約20%超。その多くは、「ちゃんと話し合って決めた」という報告が。

  • 「指輪は買わなかったけど、その代わりに旅行を選んだ」
  • 「2人で納得して違う形で思い出を残した」

というように、前向きな選択だったことが伝わってきます。

中には、

結婚2回目だけど、今回はちゃんと話せたから幸せ。

なんて投稿も。

つまり、指輪があるかないかじゃなくて、「納得して2人で選んだかどうか」が大切なんです。

③ 「贈られなかった側」の心情と社会的な象徴性

婚約指輪がなかったことに一番モヤモヤしているのは、「贈られなかった側」の人。

  • 「当時は気にしてなかったけど、あとからやっぱり寂しい」
  • 「何にも記念に残ってなくて、ちょっと切ない」

こんな声がSNSには数多く投稿されています。

婚約指輪は、「これから一緒に歩んでいく」という小さな誓いの象徴でもあります。

それがないと、「ちゃんと愛されてるのかな?」と不安になるのは、ごく自然な感情です。

指輪は単なる贈り物ではなく、気持ちを目に見える形にする「愛情の証」になりえます。

一方、エモリー大学の研究(2014年)では、

婚約指輪に20万円以上かけたカップルのほうが離婚率が高く、10万円以下の夫婦は離婚率が低い

という結果が出ています。

婚約指輪にお金をかけてくれたのは、愛情がある証拠だわ!

断れなかったけど、本当はお財布的にきつかったよ...。

そのため、10万円以下、あるいは「婚約指輪なし」のカップルは、経済的プレッシャーが少ないぶん安定しやすいという見方も。

この結果を根拠に、「婚約指輪なし=離婚率が低い」と考える人も一部いるんです。

「いくらかけたか」や「あるかないか」ではなく、「どれだけ納得して選んだか」が重要だということでしょう。

将来の離婚率はどうなる?指輪文化の変化とその影響

今や婚約指輪を贈らないカップルは珍しくありません。

Z世代を中心に「見えない価値」や「合理性」を重視する価値観が広がる中、婚約指輪の役割そのものが変わりつつあります。

ではこのトレンドが進んだ先に、私たちの結婚や離婚の在り方はどう変わるのでしょうか?

ここでは、「指輪なし文化の定着」がもたらす将来的な離婚リスクや、社会構造への影響を読み解いていきます。

① 「婚約指輪なし」が主流化する未来シナリオ

婚約指輪の購入率は2020年:47% → 2021年:43%(MVI調査)

このままのペースで減少が続けば、2030年には「婚約指輪を贈らない」が主流になる可能性もあります。

形式を重んじない結婚が増える一方で、「期待」と「現実」のギャップによるすれ違いが生まれやすくなるのも事実です。

象徴的な儀式がないことで、互いの温度差や誤解が放置されやすくなり、不満の蓄積が関係をむしばむ要因になる恐れがある。

指輪が不要になっても、それを補うだけの価値観共有・感情表現が不可欠になる時代が来るでしょう。

② 感度シミュレーションによる全体離婚率の変動予測

2030年に「婚約指輪なしカップル」が70%に達した場合、離婚率への影響を試算してみましょう。

  • 婚約指輪なし層の10年離婚率:約31%(指輪あり層:約21%)
  • 2030年想定の全体10年離婚率:27.6%(現在平均26% → +1.6pt)

一見小さな変化に見えますが、10万人規模では数千組の離婚に影響を与えるほどの差です。

つまり、婚約指輪の省略は個人の選択に見えて、実は社会全体の婚姻安定性にも影響をおよぼす可能性があります。

③ 少子化・非婚化とリンクする社会的リスク

婚約指輪という慣習の衰退は、単なる文化の変化ではなく、結婚制度そのものの「演出力」の低下を意味します。

これが進むと、結婚の魅力喪失や、儀式的節目の欠如によって、非婚化・晩婚化がさらに加速する恐れがあります。

特に日本では、

「婚姻数の減少=出生数の減少」

という強い相関が存在します。

婚約指輪は、形式的役割を超えて「節目の演出」や「人生のモチベーション」としても機能してきました。

そのため、文化のアップデートと同時に、象徴や演出の変換が求められる時代に突入しているのです。

婚約指輪なしでも幸せになれるカップルの条件とは?

ここまで見てきたように、婚約指輪を省略することで生じるリスクは確かに存在します。

しかし一方で、婚約指輪がなくても深い絆を築いているカップルも多いのも事実です。

形式を超えて本質的な幸せを手に入れている人たちには、どんな共通点があるのでしょうか?

ここでは、「婚約指輪なし」でもうまくいっているカップルの傾向と、その背景にある価値観を探っていきます。

① 結婚前の価値観共有が最重要な理由

婚約指輪なしでも幸せに暮らしているカップルには、例外なく「価値観の一致と共有」があります。

「なぜ婚約指輪はいらないのか?」「代わりにどう意思表示するのか?」という点について、しっかり話し合い、納得し合っているのです。

本当に気にしてないからって言ったけど、ちゃんと理由を聞いてくれたのが嬉しかった。

ちゃんと納得してくれてるか、遠慮してないか何度も確認したよ。

つまり、形式を省略するなら、その分「納得と合意」が重要になります。

逆に、この価値観共有が不十分なまま進むと、後々「誠意が足りなかった」という不満や誤解が生まれる可能性も...。

② 幸せを築くカップルに共通する3つの行動

婚約指輪なし婚で成功しているカップルには、以下のような共通点があります。

  1. 節目に意味を持たせている
    指輪の代わりに、旅行・記念撮影・特別な食事などを重視。
  2. 対等な関係性を維持している
    金銭面・家事・感情の負担が一方的にならず、協力的な関係。
  3. 日常的に感謝と愛情を伝えている
    指輪という形がなくても、言葉や行動で思いやりを示し、信頼と安心感を育む。

指輪という形を省いた分、「言葉」と「態度」が重要な役割を果たしているんです。

③ 「形より中身」の誤解を超える選択のヒント

「大事なのは形じゃなくて中身」という言葉は確かに正しいですが、中身が伝わっていることが大前提です。

婚約指輪を贈らないという選択も、相手にしっかり伝え、納得されてこそ「中身重視」として機能します。

もしそのプロセスが曖昧なままだと、

気持ちが軽かったのかな?ちゃんと大切に思われてないのかな?


という誤解につながる危険もあるのです。

自由な時代だからこそ、「省いた理由」と「代わりに何を大事にするか」をしっかり共有することが必要

婚約指輪なしの離婚率|まとめ

この記事では、婚約指輪なしで結婚したカップルの離婚率が3.1組/10組という推定結果に基づき、

その数値の根拠や背景、心理的な要因について詳しくご紹介しました。

婚約指輪ありカップルの離婚率(2.1組/10組)と比べて、指輪なしの離婚率はおよそ1.5倍に上昇

でも、いちばん大事なのは「指輪の有無」じゃなくて、「気持ちの共有ができていたかどうか」。

  • お互いの価値観
  • 大切にしていること
  • 言葉や行動での愛情表現

形式よりも、「ちゃんと話し合えたか」がその後の関係を左右しているんです。

形がなくても、思いやりや感謝を伝える工夫はしているよ。

言葉や行動で示してくれるから、指輪がなくたって不安にならないわ。

ちゃんと心を伝えるって、それだけで愛情の証になると思いませんか?

「本当にこれでよかったのかな」と感じていた方にとって、この記事が「もう一度、ちゃんと向き合ってみよう」と思えるきっかけになれたらうれしいです。

  • この記事を書いた人

桑子

離婚に悩んだ自身の経験から「離婚率」に関心を持ち、フェルミ推定を活用してさまざまなテーマの離婚率を推計する当サイトを運営中。 数字やロジックで不安を少しでも和らげるヒントを届けたいと日々執筆しています。

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